公益社団法人 北海道理学療法士会

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北海道理学療法士会について

活動報告

2013北海道マラソン 救護班活動を終えて
 お盆が過ぎ北海道が秋に向かって一気に進む中、8月25日(日)に2013北海道マラソンが開催されました。本大会は年々規模が拡大しており、今年はフルマラソン12,000人、ファンラン(11.5km)3,000人の合計15,000人という大会史上最大の参加者数となりました。
 この北海道マラソンには毎年多くの理学療法士が救護班として参加しています。今年は80名の募集に対して、その1.5倍を超える応募があり皆様の熱意を強く感じました。当日は、多くの参加者に対応すべくゴール付近に構えられた大きなテントで救護活動を行いました。また、PT養成大学・専門学校の学生ボランティア111名が、各救護テントでの補助や担架搬送などに活躍してくれました。
 数日前から不安定な天気が続いており、どのような症状の選手が多くなるか予測が難しい状況でした。当日は、早朝から雨のち晴れ、気温も26℃まで上昇し、多くの熱中症者が出そうな予感でしたが、正午前後にはゲリラ豪雨に見舞われ、気温も数度下がり、多くの市民ランナーにとってレース後半は非常に走りやすいコンディションだったようです。その為、10,071名(87.5%)もの選手が完走を果たしました。
 我々が構えていた救護テントでは、トップ選手がゴールしてしばらくしてから徐々に選手たちが運び込まれ始めました。今年は例年と比べると女子選手の割合が多く、一時はベッドが満床になるほどであったそうです。また、激しく気候が変化したせいもあり、熱中症だけでなく低体温症を呈する選手も多く見受けられました。搬送されてくる選手は、筋の痙攣に苦しむ方、疲労でぐったりしている方、中には意識も混濁した重症な方もいらっしゃる状況で、アイシングや給水、ストレッチ、保温、ホットパック、点滴など状況に応じた処置が求められ、医師・看護師・学生スタッフとのチーム連携により、大きなトラブルもなく無事に終了することができました。
 年々規模が大きくなる本大会ですが、大会本部や救護班運営委員の綿密な事前準備により十分な環境が用意されていることに感謝するともに、来年以降も選手たちを支えたいと感じました。今年は参加できなかった方も含め、理学療法士として役に立てるように一緒に頑張りましょう。
札幌円山整形外科病院 リハビリテーション科 仲澤 一也
 
初参加者への事前講習 搬送~処置のデモンストレーション