公益社団法人 北海道理学療法士会

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学術大会・研修大会

研修大会

大会長挨拶

スペシャリストとジェネラリストと呼ばれる言葉は様々な分野で使用されており、前者は“特定分野に深い知識や優れた技術を持った人、後者は“分野を限定しない広範囲な知識・技術・経験を持つ人と定義されています。

理学療法士は対象者の治療を行う際、問題点を一つずつ解決するために理学療法という手段を用いる専門職です。多岐にわたる対象者へのアプローチ方法は様々ですが、対象者を多角的な視点から評価し、問題点の抽出や治療方法の選択をしたうえで治療にあたります。その中で治療に至るまでの過程や、期待される効果が得られなかった場合等、壁にぶつかり模索している理学療法士も多いのではないでしょうか。そして、介護予防事業など理学療法士として活動できる範囲が拡がりつつある現在、様々な活動を考えられている理学療法士の方も多いと思います。
 そこで、今回の全道学術研修大会のテーマを「スペシャリストの視点」とし、各分野の先人達がトライ&エラーの中で築き上げてきた「臨床場面での引き出し」の数々を、そこに至るまでの思考過程や科学的根拠も含めて講演して頂きます。また、職域を超えて活動しているセラピストを招き、そのような活動を始めるきっかけや乗り越えてきた壁などもお話して頂きます。
 さらに今後本格的に動き出していく地域包括ケアシステムの中では、専門的な知識・経験を横断的な視点で、対象者のニーズに合ったものを適切に提供できるセラピストの充実が必要になってきます。

今回の研修大会を通して参加者の方々には存分に学んで頂き、臨床場面で壁にぶつかっている方や、職域の拡大を考えている方に対して新たな「視点」を示すことで、「視野」を拡げるきっかけにしてもらい、明日からの臨床場面などで活かして頂きたいと考えております。そして拡がった「視野」を今後地域活動に活用し、スペシャリストの視点を多職種協働でその地域に合った形でさらに拡げていくことが道民の健康増進に大きく寄与するものと信じております。

第26回 全道学術研修大会

研修大会長 佐藤貴一

準備委員長 鈴木智博