公益社団法人 北海道理学療法士会

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自主企画教育セミナー
自主企画教育セミナー
自主企画教育セミナーⅠ 201・202 7月28日(土)11:00 − 12:00
北海道U40心血管理学療法ネットワーク
「心血管理学療法領域における若手理学療法士の継続可能な成長を考える」
講 師:阿部隆宏(北海道大学病院リハビリテーション部)、片野唆敏(札幌医科大学付属病院 リハビリテーション部)、角谷尚哉(北海道大学大学院医学院 循環病態内科学)

近年の高度化する医療において、心血管疾患の診療に携わる理学療法士には,より高度なプロフェッショナルとしての臨床実践能力が求められている.その能力の基本は,臨床現場で要求される医療に適切に対応し,学術研究成果や先端的技能を適切に活用し、さらに学術的に発展させることができる研究的側面を持つことである.一方,理学療法の教育に目を移すと,こうした能力を系統的に育み,個々の能力や将来設計に応じたキャリア形成を支援する臨床教育の環境は少ない.
北海道U40 心血管理学療法ネットワークは,道内の主要施設の若手理学療法士らによって結成された有志の団体であり,北海道の心血管理学療法においてリーダーシップを発揮できる次世代の若手理学療法士を育成することを目的に設立された.本ネットワークでは,この目的を達成するため,北海道で質の高い心血管理学療法を行おうと志す全ての若手理学療法士に対し,① ネットワークによる情報交換,② より実践的な教育の提供,③ 学術的探求に対する研究サポート,を行う.
今回の自主企画教育セミナーでは,北海道 U40 心血管理学療法ネットワークのキックオフミーティングとして,テーマを「心血管理学療法領域における若手理学療法士の継続可能な成長を考える」とした.北海道で心血管理学療法に関する臨床,研究,教育に関心のある若手理学療法士らが自身の臨床・研究・教育の経験を持ちより,ノウハウを集結させ,継続可能な成長のための課題を明らかにすることで,自らのキャリア形成について深く検討する場を提供する.次世代を担う若手理学療法士にとって,本セミナーが自己研鑽の動機づけとなり,北海道の心血管理学療法の発展に寄与できればと考えている.
 
プログラム内容
・教育講演
講師 阿部 隆宏(北海道大学病院 リハビリテーション部)
「心血管理学療法領域の臨床が直面している課題」
講師 角谷 尚哉(北海道大学大学院医学院 循環病態内科学)
「心血管理学療法領域の臨床にリサーチマインドがなぜ必要なのか?」
講師 片野 唆敏(札幌医科大学附属病院 リハビリテーション部)
「心血管理学療法領域の臨床に臨床教育がなぜ必要なのか?」

 
自主企画教育セミナーⅡ 204 7月28日(土)11:00 − 12:00
(公社)北海道理学療法士会 職能局職域事業部
「理学療法士の職域の可能性について」
講 師:石川直人(新さっぽろ脳神経外科病院)

主に若手~中堅会員が、理学療法士の未来について考え、行動できるようになることを主目標とし、理学療法士の職域に関する多くの可能性を提示し、少しでも興味を持ってもらうことで、 将来の理学療法士の職域拡大(地位向上)に向けての一翼を担ってもらう会員を増やしたい、また職域拡大に向けた活動に参加していかないといけないといった意識を持ってもらうことを目的としている。
内容としては、医療保険領域(救急医療や在宅医療、終末期医療等)、介護保険領域(訪問、通所)、地域包括ケア、予防領域等の理学療法士の職域について、日本理学療法士協会のグランドデザインをもとに紹介する。
また、理学療法士による国政参加や、会員の政治(選挙)参加の意義についても触れる予定である。

 
自主企画教育セミナーⅢ 206 7月28日(土)11:00 − 12:00
整形外科外傷理学療法研究会
「「けが」専門の理学療法~整形外科外傷センターの理学療法士が考える実践的理学療法~」
講 師:小野寺 智亮(札幌徳洲会病院リハビリテーション科)、荒木 浩二郎(札幌徳洲会病院
リハビリテーション科)、菅原 亮太(札幌徳洲会病院リハビリテーション科)
 
「けが」は古くから理学療法の対象であり,我々はそれを専門に治療する整形外科外傷センターで,外傷患者を集中的に診療している理学療法士である.運動器を専門にしている理学療法士は多いが.ニッチな分野である外傷の理学療法を専門にしている理学療法士はほとんどいない.
 意外にも四肢外傷の理学療法における科学的根拠は乏しく,整形外科外傷医と協議しながら理学療法を実施している.手探りながらも先行研究を吟味しながらスピード感を持って診療にあたっており,一定の根拠を持って理学療法を提供できるようになってきた.今後も専門分野の細分化,高度化は進んでいくと思われ,我々のように尖った専門分野からであるからこそ,提供できる話題があると考える.
 そこで,今回の企画では北海道には1つしかない外傷センターに所属する理学療法士が,臨床で磨いてきた外傷治療の考え方や方法を若手理学療法士に伝授する.

①総論 荒木浩二郎 15分
 ・整形外科外傷センターとは
 ・早期運動療法の重要性
 ・外傷レジメン:スケジュールの標準化
②一般骨折 小野寺智亮 20分
 ・大腿骨近位部骨折
 ・上腕骨近位端骨折
③複合組織損傷 菅原亮太 20分
 ・症例提示
 ・病態の整理と運動療法の進め方
  ・拘縮予防のための装具療法


自主企画教育セミナーⅣ 207 7月28日(土)11:00 − 12:00
日本運動器徒手理学療法学会北海道支部
「日本運動器徒手理学療法学会の紹介とスピードスケートナショナルチームにおけるOMPTの役割と活動について」
講 師:小谷征輝(札幌第一病院リハビリテーション科)

 日本運動器徒手理学療法学会(JAOMPT)は、整形徒手理学療法の学術・技能を研鑽し、その普及と医療・保健福祉の発展に寄与することを目的に1988年に設立されました。本会で実施している徒手療法の国際セミナーは世界理学療法連盟(WCPT)のサブグループであるIFOMPTの教育基準を満たしている国内唯一のセミナーであり、Diploma取得者にはOMPTの称号が与えられます。
 OMPT取得者は現在、日本国内に84名おり、北海道には11名のOMPT取得者が在籍しています。今回の自主企画セミナーでは、JAOMPTのご紹介と北海道支部における活動や、本年10月に札幌で開催される学術集会の案内やスピードスケートナショナルチームへの帯同経験を踏まえ世界におけるOMPTの役割や活動の実際を紹介し、北海道理学療法士会に所属する徒手理学療法に興味のある若手会員のさらなる研鑽の機会となる情報を提供する場にしたいと考えています。


 
自主企画講座教育セミナーⅤ 201・202 7月29日(日) 14:20 − 15:20
「地方のリハ職って、どんなふうに働いているの?」
  講 師:大矢敏之(社会福祉法人さつき会)、三橋玲子(厚沢部町地域包括センター)、渡部和也(寿都町立寿都診療所)

理学療法士等のリハビリテーション職員(以下、リハ職)は都市部に集中しがちなのに対して地方ではリハ職の確保に苦慮しており、道内自治体でリハ職が不在なところは全体の1/3に上る。地方のリハ職が少ない背景として、生活の不便さや家族の事情以外に、地方で働くリハ職の働き方自体が知られていないことも考えられる。また、ひと口に「地方のリハ職」と言ってもその実態は地域特性によって様々であるが、それについての情報は乏しい。そこで、リハ職が少ない自治体でのリハビリテーション事情やそこで働くリハ職の働き方を紹介することで、地方でのリハビリテーションについて関心を持ってもらうことを目的に企画した。
地方でのリハビリテーションの魅力の一つは、工夫次第で多様な仕事ができ、それにより町のニーズに直接応えられることである。言い換えれば、町づくりの一端を担えることである。都市部の専門事業所にはない、幅広さと自由度の大きさが魅力であることをぜひ伝えたい。

①鷹栖町:旭川市に隣接した人口7,000人の町で、PT2名が通所介護と総合事業に従事。行政と連携し高齢者向け運動施設の運営とボランティア育成を通し自助・互助・共助・公助の体系化を推進中。
②厚沢部町:函館市から60km離れた人口4,000人の町にリハ職はいない。函館市から定期的にリハ職が支援に来ており、保健師の主導で評価・介入している。
③寿都町:小樽市から100km離れた人口3,000人の町で、PT1名が診療所に勤務している。入院・外来・通所・訪問に加え、介護事業所との生活機能向上連携を行なっている。

 
自主企画講座教育セミナーⅥ 204 7月29日(日) 14:20 − 15:20
 どさんこスタディ
「下部尿路機能障害に対する理学療法士の役割〜実践編」
講 師:大内みふか(北海道医療大学)、高橋由依(北海道大学大学院医学院 腎泌尿器外科学分野)、横山美翔(医療法人潤和会札幌ひばりが丘病院)、高羅正成(医療法人ひまわり会札樽病院)

【要旨】
平成28年度の診療報酬改定によって制定された排尿自立指導料は、下部尿路機能障害を有する患者に対し、医師、理学療法士、看護師からなる排尿ケアチームを編成し、患者の排尿自立に向けた評価と介入により診療点数の算定が可能となった。本指導料は、理学療法士による排尿動作の評価・指導への関わりに対し初めて診療点数を算定できるようになったものの、一方で理学療法士の排泄に纏わる教育カリキュラムもまだあまり整備されていないこともあり、いまだ制度自体への認知度が低く、十分な広がりが得られていないのが現状である。理学療法士のなかには、特別な分野と捉えるような誤った認識も存在するとも考えられ、改善の策が必要と考えている。
昨年の本学会において、我々どさんこスタディでは特別企画「下部尿路機能障害に対する理学療法士の役割」というテーマで、下部尿路機能障害の基礎と急性期病院での排尿自立指導料に対する取り組みの実際、高齢者・産後女性それぞれへの尿失禁への介入について紹介した。参加者との多くの意見交換を通して、改めてこの分野での取り組みの重要性を再認識しているところである。
 本企画では、臨床で理学療法士がよく経験するような運動器系疾患および中枢神経系疾患症に合わせてみられていた排尿に対する問題へのアプローチの事例報告と、これらの疾患に関係する疫学調査の報告を行っていく予定である。
 本企画を通し、参加者の皆様と一緒に我々理学療法士が通常行う機能障害改善・ADL向上に加え、今後は目の前の患者が有しているかもしれない排尿障害の合併にも留意する視点を持つことで、治療アプローチ選択の幅を広げ、患者のQOL改善に更に寄与できるような企画としていきたい。

 
自主企画講座教育セミナーⅦ 206 7月29日(日) 14:20 − 15:20
「浮腫」を考える
講 師:佐藤明紀(北海道文教大学人間科学部理学療法学科)
講 師:大段 裕樹(北見赤十字病院 医療技術部リハビリテーション科)

 近年、術前術後、内部疾患、廃用など様々な場面で理学療法士が関わる機会が多い浮腫。
特に近年では、がんの術後に発症が多いと報告されているリンパ浮腫に対して研修会等も開催されるようになりましたが、今回は難しい内容は避け、若手理学療法の皆様が「浮腫全般に対する考え方」を学ぶきっかとなればと、以下の内容を企画いたしました。

(1)浮腫のメカニズム(解剖生理学)約30分
(2)浮腫の評価 約15分
(3)浮腫に対する理学療法 約15分
(4)質疑応答 約5分
 
限られた時間ではありますが、皆様の臨床場面での評価や治療に、微力ですがお力添えができましたら幸いです。


第69回北海道理学療法士学術大会 自主企画教育セミナー募集のお知らせ
 
 第69回北海道理学療法士学術大会では、理学療法の未来へ向けた各種団体による「自主企画教育セミナー」を下記の通り企画いたします。自主企画教育セミナーは、教育・研究・臨床を問わず、各勉強会・研究会等並びに各士会員個人の理学療法実践活動の援助のために開催され、特定の個人や団体の営利を目的としないものとします。内容は若手理学療法士に向けたものとし、大会テーマ「理学療法のワークシフト」に沿った形での企画立案をお願い致します。

日   程:平成30年7月28日(土)〜29日(日)
会   場:札幌コンベンションセンター
募集企画数:10企画程度
開催時間:準備を含めて約1時間(使用会場と時間設定は大会で設定させて頂きます)
座席数:スクール形式で約100名程度です。立ち見参加者の受け入れについては、主催者に一任致します。
会場使用費:無料(参加費などの発生はないものとします)
使用物品:スクリーン、プロジェクター、マイク2本はこちらで準備いたします。その他に必要なものは主催者側での準備をお願い致します。
 
応募方法
 自主企画教育セミナー申込書を大会ホームページからダウンロードし、必要事項を入力の上、受付担当へ電子メールで応募してください。なお、自主企画講座の申請は、道士会員に限らせていただきます。応募多数の場合は、大会運営委員会で企画採用の可否を検討の上、最終決定を大会長に一任させていただきますのでご了承ください。
 応募期間は平成30年4月2日(月)~4月27日(金)5月11日(金)まといたします。受付後、電子メールにて受付完了の返信を致しますが、応募後3日以内に返信の無い場合は、お手数ですが下記受付担当まで御連絡下さい。
 企画採用可否のご連絡については平成30年5月31日(木)までにご連絡致します。応募期間は厳守していただきますよう、お願い申し上げます。期間を過ぎての応募・修正依頼は受付いたしませんのでご了承ください。
受付担当:北海道文教大学人間科学部理学療法学科 橋田 浩
応募先、お問い合わせ先:hashidaアットdo-bunkyodai.ac.jp
(アットを@に代えてご使用下さい)