公益社団法人 北海道理学療法士会

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学術大会

大会長挨拶
 
ご挨拶
 2017年、政府は「未来投資戦略2017」を閣議決定しました。これは、目指す社会を「Society5.0」とし、第4次産業革命(AI・IoT・ビッグデータ・ロボティクス)の技術革新を、世界に先駆けてあらゆる産業や社会生活に取り入れ、一人ひとりのニーズに合わせる形で社会的課題を解決するとしています。
 医療・介護・健康分野では、個人個人の生涯にわたるデーターを、一元的に把握できる仕組み作りにより、最適な健康管理と診療、自立支援に軸足をおいた介護システムの構築などが進み、従来の医療プロセスの改善を加速させる可能性があります。これにより、医療・介護サービスの高度な平準化や個別化が進めば、道民の皆様が住み慣れた地域で安心して生活できる事につながります。
 上記のような社会変化に伴い、技術革新を基にした先進的なリハビリテーション機器が次々に開発され、リハビリテーション医療および理学療法の内容自体に多大な影響を及ぼす時代が来ることが想定されます。この来るべき時代を見据え、「機械による人間の代替」という不安に怯える事無く、むしろ積極的に駆使し、より効果的なリハビリテーションの提供に寄与するという姿勢が求められると考えます。
 本学会は、「AI・IoT・ビッグデータ・ロボティクス時代における理学療法士の存在意義」をテーマに、特別講演Ⅰとして、森岡 周氏に脳科学の観点から、来るべき先進的リハビリテーション時代における理学療法士のあり方について、特別講演Ⅱでは、里宇 明元氏にリハビリテーション医療の過去・現在・未来を示していただき、過去・現在からみた未来の理学療法士の役割について提言していただきます。更に特別講演Ⅲとして、金子文成氏には、先進的リハビリテーションを実践している立場からの講演を予定しております。また、地域包括ケアシステム推進に向け、地域住民相互が介護予防に参加する「自助」「互助」の取り組みを市民公開講座としてご紹介したいと思います。
 時代背景を的確に把握し、ひと(理学療法士)がひと(対象者)を支援することの意義を改めて見つめ、これら技術革新との共存・共栄を見据えた理学療法士のあるべき姿について、様々な視点から考える機会になれば幸いです。
 
 
第70回北海道理学療法士学術大会
大会長   小岩 幹