講習会ポスター.JPG

脳卒中リハビリテーションに携わる皆様へ。

超高齢社会を迎え、脳卒中者の高齢化は避けられない現実となり、変形性膝関節症（以下、膝OA）をはじめとする整形外科疾患を合併する症例が年々増加しています。しかし、従来の脳卒中リハビリテーションでは、麻痺の影響に焦点が当てられることが多く、運動器の視点から膝関節の評価やアプローチが十分に検討されてこなかったのではないでしょうか。

本講習会では、「神経理学療法と運動器理学療法の融合」をコンセプトに、膝OAを合併した脳卒中患者への新たなアプローチを再考します。

【講習会のポイント】
・知見のアップデート： 脳卒中と膝OAが互いに影響し合う「協調病態」を理解し、従来の治療概念をアップデートします。
・実践的な学び： 膝痛を訴える脳卒中患者の評価方法から、関節構造やアライメントに基づいた具体的な治療戦略まで、明日からの臨床に活かせる知識と技術を習得します。
・豊富な症例提示： 実際の症例を提示し、膝OAの保存療法経過や、脳卒中合併例における膝痛へのアプローチについて、具体的なディスカッションを通じて理解を深めます。
・実技で深める： 講義で学んだ評価や治療手技を、参加者同士で実践する時間を設けます。見るだけでなく、実際に「やってみる」ことで、知識を確実に定着させます。

私たちは、単に麻痺の回復を促すだけでなく、患者様が抱える複合的な問題に対して、多角的な視点からアプローチする必要があります。本講習会は、皆様の臨床の幅を広げ、患者様のQOL向上に貢献するための貴重な機会となるでしょう。
ご自身の持つ知識と技術を、もう一段階高めたいとお考えの皆様のエントリーを心よりお待ちしております。

※実技がございますので、膝が出しやすい服装でお越しください。