公益社団法人 北海道理学療法士会

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道北支部

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第5回道北理学療法士学術大会
【開催趣意】
 このたび,2023年2月4日㈯に第5回道北理学療法士学術大会を開催する運びとなりました.
 本学術大会では,テーマを「地域における理学療法士のつながり−急性期から生活期まで,本当に求められる連携を考える−」といたしました.
 「連携」とは,「同じ目的を持つ者が互いに連絡をとり,協力し合って物事を行うこと」とされています(広辞苑)。近年,地域包括ケアシステムの推進により,医療介護連携の重要性については,患者様・対象者様を取り巻く多職種の間で既に広く認識されていることと思います.しかしながら,実場面での取り組みとしては,診療情報提供書等で,自施設から後方の連携先への一方通行の情報提供のみが行われているという場合も少なくはありません.本当に求められている連携がなされているか,そもそも求められている連携とは何か,を考えると,検討を重ねる必要性が推察されます.そこで本学術大会では,急性期から生活期までの各病期間において,特に理学療法士同士の連携にスポットを当て,「本当に求められる連携」について再考する場となればと考えております.
 基調講演では,様々な病期・行政でのご勤務や地域理学療法分野における研究といった豊富なご経験をお持ちの北海道文教大学人間科学部理学療法学科の水本淳先生をお招きし,医療介護分野における連携の意味・意義といった基礎から,理学療法士に求められる連携とその具体的な取り組み,連携に関する科学的根拠・視点などについてご教授いただきます.
 また,道北学術大会では初となるシンポジウムを2セッション(同時進行)企画しております.1つは,基調講演からつながる企画として,道北支部(旭川市)の急性期・回復期・生活期の各施設から,連携に関する現状の取り組みをご報告いただき,病期間の情報共有・相互理解と未来に向けた討論がなされる予定です.もう1つは,スポーツ理学療法における連携について,スポーツ支援に先進的に取り組まれている青森県立中央病院の須藤宗先生をお招きしてのミニレクチャーを皮切りに,道北支部におけるスポーツ支援体制の現状把握と地域における支援の在り方について討論がなされる予定です.いずれのシンポジウムも,「道北支部連携モデル」構築に向けた第一歩の企画になればと考えております.
 さらに,一般演題発表セッションを設け,発表者も募集いたします.小規模ではありますが,例年,様々な分野からの研究・症例報告があり,発表される方はもちろん,聴講される方にも新たな気付きや他分野に従事するセラピストとつながることができる機会になると思います.
昨今のCOVID-19蔓延の影響から,対面にてコミュニケーションを図る機会が激減し,まさに今,連携においても様々な工夫が求められています.オンライン開催のため,画面越しではありますが,本学術大会で,改めて理学療法士「同志」のつながりを感じ,考えていきましょう.多くの皆様のご参加を心よりお待ちいたしております.
 
第5回道北理学療法士学術大会
大会長 内藤 考洋(旭川リハビリテーション病院)
 
【テーマ】
   地域における理学療法士のつながり
    − 急性期から生活期まで,本当に求められる連携を考える −
 
【日時】
   2023年2月4日(土)13:00~17:40(12:30より待機可能)
 
【会 場】
   オンライン(Zoomミーティング)

【抄録集】
   
 第5回道北理学療法士学術大会抄録集.pdf
 
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