公益社団法人 北海道理学療法士会

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理学療法士の皆様へ

会長メッセージ

第8第会長_柿澤 雅史.jpg12年間の長きにわたり、お務めいただいた太田 誠 前会長を引き継ぎ、第8代の会長に就任いたしました柿澤雅史(かきざわ まさふみ)です。新執行部共々、2年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、昨年から続く新型コロナウィルス感染症は、徐々にワクチン接種が進んできたものの、いまだ収束が見えておりません。医療、介護等の現場や、養成校等で教育に従事されている会員の皆様には、1年以上にわたり、日々、感染予防に努めながらの理学療法の実施、臨床実習への対応等にご苦労されているものと拝察いたします。
 昨年度は、本会事業もその多くが中止を余儀なくされてきました。このような状況の中、本会活動としては、まず喫緊の課題に対し、ひとつひとつ取り組んでいくことが重要だと考えております。
 学術教育面においては、来年から新生涯学習制度が始まります。各施設においては、登録理学療法士の指導のもと、2年間の実地研修を伴う前期研修、その後の3年間の後期研修が必要となります。しかし、各職場を中心とした研修が求められる新制度において、指導者たる登録理学療法士が十分ではない施設においては、地域でのサポートも必要になります。新制度の十分な周知、今年度中の新プロ修了の促進と共に、管理者ネットワークの実効性のある活用により、近隣での繋がりをもって、新人教育を進めていかなければなりません。さらに、指定規則改正に伴い、臨床実習指導者講習会の実施による指導者の養成が求められています。昨年より、各支部のご協力をいただき対面での開催を準備しながら、新型コロナウイルスの感染状況により直前に中止せざるをえない状況がつづいてきました。ようやく、Webでの開催が可能となりますので、これまで開催が困難であった分、より多くの会員に受講いただける機会を準備してまいります。また、コロナ禍にあって、感染予防の観点から各養成校では臨床実習を実施することが困難になっています。卒前教育や卒後の新人教育への影響についても、状況を把握して対応策を考えていきたいと思います。昨年度の下期からは、オンラインでの講習会、研修会、症例報告会等を展開しておりますが、さらに充実した内容を検討してまいりますので、より多くの会員の皆様に参加いただきますようお願いいたします。
 地域包括ケアシステム関連については、地域ケア会議リーダー導入研修会、介護予防推進リーダー導入研修会にたくさんの方に受講をいただき、さらにこれを受講された方のフレイル対策推進マネジャーの取得を推進し、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」に対応できる人材を育成してまいります。また、北海道リハビリテーション専門職協会(HARP)を窓口として6年間にわたり実施してきた地域リハビリテーション指導者養成等事業による研修会受講やその後の市町村事業への登録者を増やし、地域における介護予防事業等への参画をより進めまいりたいと思います。HARPの活動状況も含め、これらを本会でも周知していきたいと思います。さらには、企業における腰痛予防等、産業保健領域からの派遣要請に応えられる人材の確保や災害リハビリテーションに関しては、DWAT(北海道災害派遣福祉チーム)参画に関し、道との協定締結がなされたところですが、教育も含め、体制整備をしてまいりたいと考えています。
 新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況は今後も当面は続くことが予想されますが、ニューノーマルと言われる新たな暮らし方、働き方、学び方を模索していく機会と捉え、士会活動も展開してまいります。どのような環境、変化にも柔軟に対応できるよう、日々会員の皆様と共に頑張ってまいります。
 
 
令和3年6月吉日
会長 柿澤 雅史